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桃尻語訳枕草子(上) [ 橋本治 ]のレビューは!?

年齢不詳さん
古典は難しいという印象を取っ払ってくれる本です。個人的な感想なのですが、話好きな女友達のトークを聞いている様な感じがしました。たまに、もしかしたらここは会社帰りの居酒屋なのかもと思ったり(笑)で、気軽に読めると思います。

50代 男性さん
送られてきた本には、何かをひっかけたようなキズと汚れがあり、宅急便(メール便)のケースには明らかに靴で踏んだことが分かる「くつあと」がくっきり。読む気がなくなりました。

30代 女性さん
自分が高校生の頃に話題になった本です。 懐かしくて購入しました。 言葉遣いが気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、確かに少納言は、このようなタイプの女の子だったのでは・・・?と思わせる力があります。 きちんと当時の習俗の解説も含まれており、古典に苦手意識の強い学生さんには特にオススメです。

40代 女性さん
1987年当時のギャル語(著者いわく桃尻語)に直訳された枕草子。この前買ったビギナー向けのが淡白で全段なくてエスプリもなく清少納言の感性が伝わりにくかったので購入しました。 訳者・橋本治、エライよ、お前! 原文にない言葉はできる限り入れない。したがって生じる分かりにくさを清少納言のせいにする。しかし、それを補って余りある豊富な解説があるから安心して読み進めることができる! しかも当時の文章には句読点がなく、今でいえば、「〜言ってて〜って言うから〜って言うし〜みたいなのよね」といった感じのダラダラ続く文。それを現在の日本語で句読点のない文=「話し言葉」と斬新な発想でとらえギャルの話し言葉にしちゃったんだヨ。ほとばしるアイディアが素晴らしい。 ただ、帝(一条天皇)や中宮・定子さまの言葉まで若者言葉にしてしまったから、そこだけ「品がない」のが惜しいっ! あとは解説があるから分かりやすいんだけど、訳文の間に長いのが入るから交互になって少しややこしいかもしれない。 しかし、清少納言が政治について言及しなかった理由の分析までしてくださって、本当によく出来た本です。彼女の感じたことがまどろっこしくなくストレートに伝わってきます。 69段なんて照れてしまいます(なんで69なのよ)。「情事の場面(シーン)ってことになると夏が絶対素敵だわ…」 2段の「頃(シーズン)は……結局、その時その時でさ、一年中が素敵なのよ」なんて、生活をオシャレに楽しむことを知っているエスプリ女じゃないと言えない。 日常の場面の描写も、人間の感性って、常識やマナーが変わっても、千年前と変わらない。ギャル語で書いてあるんだけれども、今に通じるみずみずしい感性を清少納言は持っているんだと理解できます。 詳しい?イラスト=写真1、系図=写真2、官位相当表=写真3などもあり。

40代 女性さん
難しい内容が現代的にわかりやすく読みやすいので、すらすらと読めます。

10代 男性さん
枕草子ということで、話自体は面白いです。 独特の文体なので読みやすいという人もいれば読みにくいという人もいるんじゃないかな。 人に勧められて買いましたが、普通に訳された枕草子の方が良かったかも。 できれば購入の前に一度少し読んでみることをオススメします。 合う人ならば読みやすいと思います。

年齢不詳さん
上中下まとめて買いました。 橋本さん独特の口語訳で楽しく読めました。 また、判りにくいところはイラストなどで解説されており、理解しやすかったです。

30代 女性さん
高校のときにこの本の「春はあけぼの」だけ授業でやったなあ。「桃尻娘」自体、死語?だけど(^_^;)、祝・文庫化。こんな軽妙なお気楽エッセイが実際ベストセラーになってた平安時代って、ある意味、すごい。