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日本人ビジネスマン「見せかけの勤勉」の正体 [ 太田肇 ]のレビューは!?

20代 男性さん
タイトルに引かれて購入しましたが、内容は仕事のやる気について 詳しく書かれており、とても参考になりました。 本書では、みせかけの勤勉がなぜ発生するのか。 本当のやる気とは、どういうことなのか。 本当のやる気を引き出させるためには、どうすればいいのか。 などの仕事のやる気について書かれています。 仕事のやる気について考えてみたい方、管理職の方は一読することをオススメします。

30代 男性さん
年功序列や成果主義とかそういうこあとはさておき、そもそも仕事に充実した気持ちで取り組めるようになるにはどんな条件が必要なのかわかってきました。続編がほしいところです。社内でやる気が起きない状況に危惧していらっしゃるような方へおすすめです。

40代 男性さん
見せかけの勤勉というショッキングな題名ですが書かれている内容は、なるほどと頷けるものです。

年齢不詳さん
デフレも少子超高齢社会もリーマンショックもEUの経済危機も、どれもわが国にとって根本的な問題ではない。実は本書で指摘されていることこそが日本を覆うなんとも言えないこの停滞感の原因なのではないか。羹に懲りて膾を吹くというが、バブルに浮かれ、「まじめにコツコツ努力すること」を馬鹿にした反動ゆえか、いつの間にかわたしたちは逆の強迫観念に自らをがんじがらめにしているように思える。それはバブルとは逆の方向であっても、同じようにこの国の利益には決してなっていない。また、本書で提示される理想のリーダー、上司像。それは予想外の姿でありながらも、実はもともとわたしたちがよく知っていた人物像だったのではないかと思いました。世代がバレますが、確かに『あぶない刑事』の近藤課長にせよ、『宇宙戦艦ヤマト』の沖田艦長にせよ、決して主人公(現場の人間)を喰ってしまうようなキャラではなかった。存在感はあっても、あくまでも脇役。決して主人公にとって代わることはありませんでした。のちに古代進などは艦長代理を経て艦長となりますが、言われてみると彼って戦闘班長兼任の本書が提案する「プレイング・マネージャー」だったんですよね。架空の物語というのは、それこそひとの気持にそって作られるのですから、わたしたちが本領を発揮するような心理状態というのをうまく具現化していたりするものなのかもしれません。そして「物語と現実は違う」というこの冷めた見方こそがわたしたちから「幸福感」を奪うものの正体なのではないか、と(というか、とっさにそういう理想の上司が架空の世界にしか思い当たらないというのが情けないといえばそうなのですが)。実はこの書籍を読みながら、それでも60代以上のトップの世代はこの書籍を読んでも「所詮大学教授、現実をわかってないよ。そんなに甘いもんじゃない」と一笑に付すのではないかという気がしました。そういう意味では超高齢社会というのは確かに暗い影を投げかけているようにも思えます。なかなかトップの世代交代がならない。ましてや彼ら自身がその年でいまさら自らを変革することはおそらく無理だろう、と。